2016年11月11日[金]発行
1|東浩紀 【特別掲載】チェルノブイリへの旅は想像力への旅である
2|黒瀬陽平 「ポスト」モダニズムのハード・コア――「貧しい平面」のゆくえ #14
3|渡邉大輔 ポスト・シネマ・クリティーク #11 黒沢清監督『ダゲレオタイプの女』
4|吉田雅史 アンビバレント・ヒップホップ 番外編 「後ろめたさ」のフロウ
5|山本貴光×吉川浩満 人文的、あまりに人文的 #7
6|西田亮介 日常の政治と非日常の政治 #7 安倍昭恵氏との「対談」から考える総理夫人の政治性・権力性
7|溝口力丸 SF創作講座レポート〈夏〉 情報・遊戯・論理
8|横山宏介 批評再生塾定点観測記 #4 音楽・音響
表紙写真:旧チェルノブイリ原発衛星都市プリピャチの小学校の廃墟に落ちていた国語の教科書。表紙には埃が厚く積もっていたが、開くと綺麗なページが出てきた。この写真は2016年度チェルノブイリツアーの参加者、神田理枝さんの作品で、事後ワークショップで写真家の新津保建秀さんから高い評価を受けた。神田さんは下北沢で「ほん吉」という古書店を営んでいる。長年古書と付き合ってきた彼女ならではの、本が持つ時間性への意識が見える。
撮影=神田理枝
撮影=神田理枝