ゲンロンβ26|編集長=東浩紀

2018年6月22日[金]発行

  • 1|アレクサンドル・シロタ 通訳・翻訳=上田洋子 チェルノブイリは観光地化を進めるべきか――観光客によるインタビュー  #37
    原発事故で失われた街プリピャチの過去・現在・未来を発信し続ける「プリピャチ・ドット・コム」代表アレクサンドル・シロタ氏と、今年のチェルノブイリツアー参加者の質疑応答を特別収録!
  • 2|東浩紀 観光客の哲学の余白に 第11回 観光の余白としての哲学 #37
    今月上旬のチェルノブイリツアーで東が感じた「居心地の悪さ」とは? チェルノブイリの観光地化と記憶の風化のなかで、「観光の余白」をいかに生みだすか。新しいビジョンを語る!
  • 3|中森明夫+弓指寛治+東浩紀(司会) ひとが「神」になったとき――アイドルOと慰霊をめぐって(後) #37
    好評だった対談の後編を掲載!八〇年代とアイドルの現状を接続させながら、岡田さんの事件と弓指さんの展示の意義についてあらためて考えます。
  • 4|黒瀬陽平 「ポスト」モダニズムのハード・コア――「貧しい平面」のゆくえ 第25回 #37
    不自然な断絶を多く抱えてきた戦後美術史の書き換えを目指す、筆者渾身の連載! <br/> 休載前にこれまでの重厚な議論を概観し、目下執筆中の単行本への導入にもなっています!
  • 5|西島大介 トゥルーエンドを探して 第10回 I Care Because You Do #37
    「大きな出来事を前にして重要なのは、何を考えたか…」。ゼロ年代を完全に終われせた大震災の後、西島は「商業作家」をやめる決意をした。

表紙写真:二〇一八年六月、第五回ゲンロンチェルノブイリツアーが実施された(主催は旅行会社のエイチ・アイ・エス)。二〇一六年一〇月に開催された前回のツアーから一年八ヶ月のあいだに、チェルノブイリの観光地化は大きく進んでいた。チェルノブイリ立入制限区域に入るための検問所ディチャトキにもついに土産物屋があらわれた。ゾーン内の詳細な地図やTシャツ、マグネット、それにガスマスクなどあらゆるものが売られており、ツアー参加者もそれぞれお土産を買い求めた。撮影=高橋慧</p>

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