ゲンロンβ27|編集長=東浩紀

2018年7月20日[金]発行

  • 1|東浩紀 観光客の哲学の余白に 第12回 触視的平面の誕生(3) #37
    9月1日に発売される『新復興論』の「はじめに」を一足先に大公開!<br/> 被災地の矛盾を目の当たりにしてきたアクティビストが、食・アート・観光による新しい復興のビジョンを語る本書のエッセンスが詰まっています。
  • 2|山本貴光+吉川浩満 人文的、あまりに人文的 第20回(最終回)『知の果てへの旅』『知ってるつもり――無知の科学』 #37
    話題の哲学書『なぜ世界は存在しないのか』の欠点とは?マルクス・ガブリエルと思弁的実在論、加速主義や人新世まで、思想界を牽引するふたりが現代哲学の最前線を語り尽くします!
  • 3|渡邉大輔 ポスト・シネマ・クリティーク 第26回(最終回) 「〇七年」とポストシネマの時間性=歴史性――水崎淳平監督『ニンジャバットマン』 #37
    ゲンロンカフェに登壇したゲストによるリレーエッセイが1年ぶりに復活!再開初回はイスラーム教思想史研究者である松山洋平さんが、宗教をめぐる「ことば」の違和感を綴ります。</p>
  • 4|大山顕 スマホの写真論 第15回 スマホとSNSによって溶ける撮影行為 #37
    家族倫理を内在化した「歴史主義的写真」から、何気ない日常を映す「芸術主義的写真」、そして、スマホによる「脱・主義化」の時代へ。家族写真の変遷から現代を捉える注目の論考です!
  • 5|吉田雅史 アンビバレントヒップホップ 第14回 無名の群衆 vs. ラップヒーロー #37
    『ディエンビエンフー』が全面描きおろし体制になったことで、出版社から原稿料を前借りしていた西島さん。借金返済のために執筆を再開するも、ゲンロンカフェやディアステが現れて…。
  • 6|梅津庸一 展評――尖端から末端をめぐって 第3回 人間・高山辰雄展――森羅万象への道 #37
    『ディエンビエンフー』が全面描きおろし体制になったことで、出版社から原稿料を前借りしていた西島さん。借金返済のために執筆を再開するも、ゲンロンカフェやディアステが現れて…。
  • 7|西島大介 トゥルーエンドを探して 第11回 結局地元 #37
    『ディエンビエンフー』が全面描きおろし体制になったことで、出版社から原稿料を前借りしていた西島さん。借金返済のために執筆を再開するも、ゲンロンカフェやディアステが現れて…。
  • 8|藤城嘘 五反田アトリエからのお知らせ #37
    『ディエンビエンフー』が全面描きおろし体制になったことで、出版社から原稿料を前借りしていた西島さん。借金返済のために執筆を再開するも、ゲンロンカフェやディアステが現れて…。

表紙写真:今年1月5日のゲンロンカフェイベント、「『人文的、あまりに人文的』な、2017年人文書めった斬り!」に登壇した山本貴光氏(左)と吉川浩満氏(右)。両氏は16年5月刊行の『ゲンロンβ2』から、「人文的、あまりに人文的」と題して話題の人文書2冊を紹介する対談連載をしている。単なる書評にとどまらず、清新な切り口で人文学の現状と未来を俯瞰する好評の連載は、今号で最終回を迎える。連載第1回を再録した吉川氏の新著『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』が今月刊行された。</p>

ゲンロンβ 既刊一覧

    シェア