ゲンロンβ40|編集長=東浩紀

2019年8月30日[金]発行

  • 1|東浩紀 【先行掲載】悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題 #37
    『ゲンロン10』掲載の書き下ろし論考を特別公開!デビュー以来一貫して語られる「悪」の問題について、哲学と批評と紀行を融合させた新しい文体で臨む必見の論考です。
  • 2|大山顕 スマホの写真論 最終回 写真は人間のためのものではなくなった #37
    大人気連載がついに完結!写真はなぜ「証拠」になるのか? 工事現場やタイムマシン、そして卒業アルバムから考える写真の本質とはなにか——連載の最後にふさわしい本格的な論考です!
  • 3|小泉悠 つながりロシア 第9回 「帝国」としてのロシアを考える #37
    もはや定番となったリレー連載「つながりロシア」の第9回。今回はキエフとペテルブルグの訪問記。そこから見えてきた「ロシア的なるもの」の概念から、古くて新しいロシアの地政学を読み解きます。
  • 4|本田晃子 亡霊建築論 第3回 《ソヴィエト宮殿》、あるいは増殖する亡霊 #37
    ソ連の未完の建築を論じる連載の第3回。今回は満を持してソヴィエト宮殿を取り上げます。この世に生み出される前に葬られた至高のアンビルト建築とそのメディア展開とは?
  • 5|星野博美 世界は五反田から始まった 第8回 軍需工場 #37
    星野博美さんによる大人気連載。今回は星野さんの祖父の日記を紐解きながら、戦争前夜、大五反田周辺の工場の記憶を巡ります。ますます盛り上がってきた「世界は五反田から始まった」。お楽しみに!
  • 6|吉田雅史 アンビバレント・ヒップホップ 第20回 筆記体でラップする 〜マンブル・ラップ論〜 #37
    ヒップホップの深層に迫る吉田雅史さんの連載。今回は「つぶやく」ようなラップ、マンブル・ラップを例に言語としてのラップがもつ呪術的性質を分析します。
  • 7|藤城嘘 五反田アトリエからのお知らせ #37
    一風変わった陶芸展の『ceramic scramble』の模様をレポート!ほとんどが陶芸未経験というさまざまなアーティストによる独特な陶芸作品を写真つきでご紹介しております!

表紙写真:香港はクオリーベイ[☆]にある集合住宅「益発大廈」。色鮮やかな住宅が積み上がるさまは、まるで電子回路のなかに迷い込んだかのよう。2017年2月。撮影=大山顕</p>

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