ゲンロンβ45|編集長=東浩紀

2020年1月24日[金]発行

  • 1|福冨渉 日本でタイ文学を読むとは――『新しい目の旅立ち』刊行記念 訳者インタビュー(聞き手=東浩紀+上田洋子) #37
    プラープダー・ユン『新しい目の旅立ち』の刊行を記念し、訳者に特別インタビュー! 作者の生い立ちからタイ文学と政治の関係まで、広い視点から同書の魅力が紹介するとともに、「東南アジア文学」という枠組み自体を問い直します。
  • 2|東浩紀 観光客の哲学の余白に 第19回 データベース的動物は政治的動物になりうるか――『ポスト・モダンの条件』出版40周年に寄せて(2) #37
    東の連載は前回に続き、中国でのシンポジウムの講演草稿を公開。『ポスト・モダンの条件』には「観客の概念」が欠けていた? リオタールの「パラロジー」概念の拡張は、ゲンロンの活動ともリンクしています。ゲンロン読者必見の講演録です!
  • 3|小松理虔 当事者から共事者へ 第3回 対象から離れる共事 #37
    当事者とは別の関わり方「共事」を考える連載。今回は「支援をはなれる支援」という支援のあり方を、自身の地域づくりの実践とリンクさせながら思索しています。『新復興論』の先に辿り着いた新たな歩みをぜひご覧ください。
  • 4|星野博美 世界は五反田から始まった 第13回 党生活者2 #37
    五反田の記憶を探る人気連載。ゲンロン総会にて行われた「大五反田ツアー」を振り返り、「無産者」と五反田の関係を深く掘り進めます。その先に見える星野さんの家族の思い出は必読。五反田の昔と今を結ぶ名エッセイです。
  • 5|藤城嘘 五反田アトリエから32  #37
    今回は新芸術校グループ展D『欲望の玉響 / 玉響の欲望』の写真付きレポートをお届けします。九月から開催してきたグループ展もいよいよ最後。来月末より開催される最終講評会に向け盛り上がる新芸術校の熱気を感じ取ってください!

表紙写真:2月7日に弊社から刊行されるプラープダー・ユン『新しい目の旅立ち』(福冨渉訳)より、フィリピン・シキホール島の海辺の一枚。シキホール島は「黒魔術の島」と呼ばれ、同書の主要な舞台になっている。撮影=プラープダー・ユン

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