ゲンロンβ67|編集長=東浩紀

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2021年11月29日[月]発行

  • 1|小松理虔 当事者から共事者へ 第14回 共感と共事(1) #37
    「取材と観光のあいだ」の旅をするため、青森県下北半島を訪れた小松さん。戊辰戦争で会津を追われた藩士たちが拓いた斗南藩の記憶をたどり、人々の雪辱に思いを馳せます。
  • 2|真野森作 アラブの春10年、喧噪のカイロより #37
     アラブ随一の大国エジプト。国家的行事では政府の権威主義的なあり方が発揮される一方で、市井の人々は大きな混乱が去ったあとの日々を生きていた。毎日新聞の特派員として現地駐在中の真野さんが、コロナ禍のカイロを伝えます。
  • 3|樋口恭介 異常論文、そして異常空間のこと #37
     各所で話題を集めるSF短篇集『異常論文』。プロジェクトがたどった異常な経緯と、「異常空間」となった刊行記念イベントのようすをつづるエッセイです。アルコールで朦朧とするなか、同書編著者の樋口さんが見たものは──
  • 4|さやわか 愛について──符合の現代文化論 第11回 新しい符合の時代を生きる(1) #37
     ジェンダー平等や同性婚の実現は、社会の維持に必要不可欠であると指摘するさやわかさん。MCUの最新作『エタナールズ』と、日本における養子縁組の制度とその実情から、「家族」のアップデートを模索する論考です。
  • 5|河野至恩 記憶とバーチャルのベルリン ライプツィヒ日本学とは何か(前篇)<br/> ──「なんでこうなったのか知りたい!」シュテフィ・リヒター『闘う日本学』を手がかりに #37
     日本学研究の拠点が複数あるドイツ。そのなかでも傑出するライプツィヒ大学日本学科と、その主任教授リヒター氏を河野さんが紹介します。思想史的なバックボーンをもちつつ、2020年東京五輪をはじめとしたアクチュアルな日本の問題を分析する研究とは。
  • 6|中山墾 【マンガレポート】斧屋×さやわか「パフェは究極のエンタメである──『パフェが一番エラい。』刊行記念」 #37
     ゲンロン初の「マンガレポート」!パフェ評論家の斧屋さんとさやわかさんが「究極のエンターテインメント」であるパフェの魅力を語ったイベントのようすを、ゲンロンひらめき☆マンガ教室第2期の大賞受賞者、中山墾さんがレポートします。

表紙写真:小松理虔の連載「当事者から共事者へ」に登場する、青森県むつ市のバス停。「斗南」という地名に、かつて戊辰戦争に敗れ、故郷を追われこの地にたどり着いた会津藩士の記憶が残る。小松は青森と福島の光景を重ねながら、「共感」の可能性と危うさについて考えていく 撮影=小松理虔

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