ゲンロンサマリーズ(1)『「当事者」の時代』要約&レビュー|徳久倫康

初出:2012年5月22日刊行『ゲンロンサマリーズ #3』
佐々木俊尚『「当事者」の時代』、光文社新書、2012年
レビュアー:徳久倫康

 

 
要約
夜回り共同体
● 日本では記者クラブ所属の大手メディア記者と権力者が、言外の信頼に基づく夜回り共同体を形成している。
● 特定の場所に人と情報が集まる記者会見は、2ちゃんねるのような広場型メディアに似ているが、情報は希薄。
● 夜回り共同体は一対一の関係の連鎖で作られ、ツイッターのようなフィード型メディアに近く、関係性が濃密。
● 守秘義務がある以上、濃密でハイコンテキストな共同体なしに、権力者から情報を引き出すことはできない。
● 記者は権力に接近しつつも、弱者の意見の代弁者として、自分を正当化している(マイノリティ憑依)。

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1988年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。2021年度まで株式会社ゲンロンに在籍。『日本2.0 思想地図βvol.3』で、戦後日本の歴史をクイズ文化の変化から考察する論考「国民クイズ2.0」を発表し、反響を呼んだ。2018年、第3回『KnockOut ~競技クイズ日本一決定戦~』で優勝。

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