ゲンロンα 2020年5月1日 配信
美術家の梅津庸一さんが運営する「パープルームギャラリー」で、初の常設展が開催されます。
本展では、客のいない深夜のファミレスを記録した安藤裕美の《ジョナサンで談笑する3人(シエニーチュアン、梅津庸一、安藤裕美)》や、空気中の花粉や瘴気を濾すフィルターをオブジェ化した梅津庸一の《花粉濾し器》といったパープルームメンバーの新作や近作に加え、パープルームギャラリーで過去に2回の個展を開催した日本概念派の始祖・松澤宥の初期ドローイングが展示されています。
これまで様々な切り口で「美術なるもの」に切り込んできたパープルーム。コロナ禍を受けてパープルームの展覧会やメンバーの生活に困難が生じるなか、あえてキュレーターの意図や主張が前面に出ない「常設展」というかたちで、美術作品との向きあいかたを静かに問いかけます。
【出展作家】
梅津庸一/安藤裕美/シエニーチュアン/わきもとさき/アラン/松澤宥

