『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』第二弾推薦コメント到着!

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ゲンロンα 2020年8月28日 配信

9月12日よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される長編アニメーション映画『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』。今泉力哉監督らより第二弾推薦コメントが到着した。
この映画の男と女の関係がとても好きだ。ためらいも過去も引き連れて心が元気になったらまた始めればいい。そう言われている気がした。​絶望の淵の最後の優しさ。そこに流れる音楽のような映画。(今泉力哉/映画監督) 中年カップルの儚げな心情を、モノクロームで重なる情景とゆっくりと流れる時間で丁重に紡ぎ、静かな革命のようなアニメーション表現の​豊かさを感じさせてくれる。(岩井澤健治/長編アニメーション映画『音楽』監督) 墨の淡いのなかに、波打つ青も、家燃える赤もたしかに見えた。線​のゆらぎのなかに、男を照らす光も、女の呼吸もあった。なんて示唆に富んだ映画だろう。かつてしあわせな時間をすごした「新しい街」をふたたび訪れたふたりが見たものに、困難な時代に生きるわたしたちはなにを学ぶのか。(森泉岳土/マンガ家) 優美で、優しく、自由。これこそが『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』。​白と黒で描かれた、壮大なヴィジョン。(セバスチャン・ローデンバック/『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』監督) 「新しい」がつく地名は必ず古い。海辺のヴィル・ヌーヴ(新しい街)は、別れた詩人と作家の夫婦の幸福の思い出。二人はどこに帰って行くのか。海、風、星空を描く、白黒アニメーションの驚くべきみずみずしさ。ケ​ベック州の標語「私は忘れない」をそのままに体現する、個人的かつ政治的な、人生をめぐるしずかな省察。(管啓次郎/詩人、明治大学教授) 緻密に選びとられた音と線に、感覚の精度をあげられてしまう。硬いと予測したものに触ったらふにゃふにゃで脳がバグるような、感覚の変容を体験する76分。開かれた過去、閉じた未来、そして居場所についての物語。別​れた男と女がそれぞれ、相手に置き去りにされたと振り返る。​どちらも嘘ではない。いつ孤独に身を固くしたか、その時点が違うだけなのだ。(町山広美/放送作家)
<作品情報> 『新しい街 ヴィル・ヌーヴ』 9月12日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開! 監督:フェリックス・デュフール=ラペリエール 出演: ロベール・ラロンド、 ジョアンヌ=マリー・トランブレ、 テオドール・ペルラン ©L'unité centrale 【配給・宣伝】ニューディアー 【宣伝協力】VALERIA 【配給協力】植田さやか 【後援】カナダ大使館 【協力】ケベック州政府在日事務所 【字幕協力】新千歳空港国際アニメーション映画祭 【公式サイト】 http://newdeer.net/ville 前夜祭企画「世界の名作”独立”系アニメーション特集」 2020年9月5日(土)〜11日(金)渋谷シアター・イメージフォーラム 各日21:00より上映 【シアター・イメージフォーラム 公式サイト】 http://www.imageforum.co.jp/theatre/

プレスリリース

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