梅津庸一+浜名一憲展「6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋」が、12/4(土)より京都市のギャラリー 艸居アネックスにて開催

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ゲンロンα 2021年12月6日 配信
京都市のギャラリー艸居アネックスにて、パープルーム主宰の美術家で、現在東京のワタリウム美術館で「ポリネーター」展を開催中の梅津庸一さんと、海外でも活躍されている陶芸アーティストの浜名一憲さんによる展覧会「6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋」が開催されます。会期は12月4日(土)〜2022年1月22日(土)です。


本展覧会で梅津さんは、浜名さんの陶芸作品と、自身の作品同士が対話をできるシチュエーションを準備したといいます。出自も活動もまったく異なるお二人による、広い意味での「ものづくり」、そして「信頼関係」が起点となった展覧会です。

また本展は、会場自体が一つの作品となった「ポリネーター」展と連続性のある構成となっています。
ぜひ足をお運びください。

 


梅津庸一
集団意識 2021
紙に水彩、インク、水彩、アクリル、油彩、エナメル

 


梅津庸一
ボトルメールシップ 2021

 


梅津庸一
雑木林に引っかかる瓶 2021

 


浜名一憲
無題 2021

 


浜名一憲
無題 2021

 


浜名一憲
無題 2021

 



【アーティストステイトメント】


壺は古代に人類が最初に作った道具の一つで、食料や水の運搬や保存、火を使って料理の煮炊きにも使われました。

現在21世紀を迎え、それら壺が果たした役割は、プラスチックやガラスや金属、均一で使いやすい工業製品が取って代わりました。

そうやって我々の暮らしは便利になったわけですが、はたしてそれは人生を便利に過ごすことと同じ意味合いなんでしょうか? その疑義を形に表したのが、私の作るやたら大きく、物の貯蔵にも適さないような、壺の形をしたオブジェです。

壺=過去の道具=不要?

我々人類には一体何が本当に必要で、何が不要なのか? 世界一無駄に見える壺を前にして、一緒に考えましょう。そして同じく、一見使い道のなさそうな陶芸作品を作り始めた、梅津庸一さんとの化学変化が大いに楽しみであります。

(浜名一憲)


 





 



【浜名一憲のプロフィール】
1969年大阪府生まれ。現在千葉県いすみ市を拠点として制作活動。
1988年農業高校卒業後、カリフォルニア州サンディエゴへ留学。帰国後、東京にてスニーカーショップや飲食店を経営する。米の自然栽培やアンチョビソースを製造販売する傍ら、作陶を行う。
主な個展には2014年「壺と海の漂着物」Hidari Zingaro(東京);2018年 Curator's Cube(東京)(同2020年);2019年 Blue Mountain School(ロンドン);2020年 Pierre Marie Giraud (ブリュッセル・ベルギー);2021年「Kazunori Hamana in collaboration with Yukiko Kuroda」 Blum & Poe Los Angeles(ロサンゼルス・カリフォルニア・アメリカ)などがある。
主なグループ展には、2015年「Kazunori Hamana, Yuji Ueda, Otani Workshop」(キュレーション:村上隆)Blum and Poe(ロサンゼルス・カリフォルニア・アメリカ);2019年「Mingei Now」 現代美術 艸居(京都);2021年「KazunoriHamana,OoidoShoujyou」BlumandPoe(東京);2021年「白展」艸居アネックス(京都)などがある。

 

【梅津庸一のプロフィール】
1982年山形県生まれ。美術家、パープルーム主宰。
日本における近代美術絵画が生起する地点に関心を抱き、日本の美大予備校や芸大での教育に鋭い視線を投げかけた制作、活動を行う。自画像をはじめとする絵画作品やパフォーマンスを記録した映像作品の制作、展覧会の企画、論考の執筆などの活動に加え、制作/半共同生活を営む私塾「パープルーム予備校」の運営など、多岐にわたる活動を展開。
主な個展には2014年「智・感・情・A」ARATANIURANO(東京);2015年「ラムからマトン」ARATANIURANO(東京);2017年「APMoA Project, ARCH vol.20 梅津庸一個展 未遂の花粉」愛知県美術館(名古屋・愛知);2021年「平成の気分」現代美術 艸居(京都)などがある。
主なグループ展には、2017年「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」ワタリウム美術館(東京);2019年「百年の編み手たち―流動する日本の近現代美術―」東京都現代美術館(東京);2020年「梅津庸一キュレーション展 フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」日本橋三越本店本館 6階コンテンポラリーギャラリー(東京);2021年「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989-2019」京都市京セラ美術館(京都);2021年「絵画の見かた reprise」√K Contemporary(東京)などがある。
現在、東京のワタリウム美術館にて「梅津庸一展 | ポリネーター」が開催されている。

 

「6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋 梅津庸一+浜名一憲」
会期|2021年12月4日(土)〜2022年1月22日(土)
休廊日|日曜日・月曜日(盆・正月)
冬季休廊|2021年12月26日(日)- 2022年1月4日(火)
時間|1:00〜6:30PM
会場|艸居アネックス
公式サイト|http://gallery-sokyo.jp/access/
住所|〒604-0924 京都市中京区一之船入町375 SSSビル3階

プレスリリース

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