セルゲイ・ロズニツァ監督作品『ドンバス』​5/21(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて先行公開!

ゲンロンα 2021年5月21日 配信


セルゲイ・ロズニツァ監督作品
第71回カンヌ国際映画祭<ある視点>部門・監督賞
第91回アカデミー賞外国語映画賞ウクライナ代表


ロシアとウクライナ戦争を理解するための“ドンバス13のレッスン”
ドンバスで起きた実話を元に構成された衝撃のエピソード

 

 

2014年に一方的にウクライナからの独立を宣言し、親ロシア派勢力「分離派」によって実効支配されているウクライナ東部ドンバス地方。ウクライナ軍との武力衝突が日常的に起きているこの地域にはロシア系住民が多く住み、「分離派」の政治工作によってウクライナ系住民との分断が深まり内戦となっている。フェイクニュースやプロパガンダを巧みに駆使する近代的な情報戦と、前時代的で野蛮なテロ行為が横行するドンバスのハイブリッド戦争を、ウクライナ出身の異才セルゲイ・ロズニツァ監督がダークユーモアを込めながら描く—— 今日の戦争でロシア軍の所業を知った今、もはやまったく笑えない映画に変貌を遂げた。2018年カンヌ国際映画祭《ある視点》部門監督賞受賞作品。

2020年に日本国内で『国葬』、『粛清裁判』、『アウステルリッツ』のドキュメンタリー3作品が上映されたことも記憶にあたらしい、セルゲイ・ロズニツァ監督による劇映画『ドンバス』(2018)がこのたび公開となります。

映画は5月21日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて2週間限定の先行公開、その後6月3日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次ロードショーです。ぜひ劇場まで足をお運びください。

また、上映劇場で販売予定のドンバス公式ガイドブックには、上田洋子が寄稿しています。2013年からウクライナのチェルノブイリ原発へ訪れていたロシア文学者は、本作をどのようにみたのでしょうか。こちらもぜひお手に取ってご覧ください。

 

©︎MA.JA.DE FICTION / ARTHOUSE TRAFFIC / JBA PRODUCTION / GRANIET FILM / DIGITAL CUBE

 

©︎MA.JA.DE FICTION / ARTHOUSE TRAFFIC / JBA PRODUCTION / GRANIET FILM / DIGITAL CUBE

 

【あらすじ】

クライシスアクターと呼ばれる俳優たちを起用して作るフェイクニュースから始まり、支援物資を横領する医師と怪しげな仕掛人、湿気の充満した地下シェルターでフェイクニュースを見る人々、新政府への協力という口実で民間人から資産を巻き上げる警察組織、そして国境での砲撃の応酬……。無法地帯“ノヴォロシア”の日常を描く13のエピソードは、ロシアとウクライナの戦争をすでに予見していた。ここでは一体何が起きているのだ——

 

【予告編】

 

 

©︎MA.JA.DE FICTION / ARTHOUSE TRAFFIC / JBA PRODUCTION / GRANIET FILM / DIGITAL CUBE

 

【作品情報】

『ドンバス』/ DONBASS / ДОНБАСС
第71回カンヌ国際映画祭<ある視点>部門・監督賞
第91回アカデミー賞外国語映画賞ウクライナ代表

5月21日(土)よりシアター・イメージフォーラム先行公開(2週間限定)
6月3日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、その他、全国順次ロードショー

監督・脚本:セルゲイ・ロズニツァ
撮影:オレグ・ムトゥ
プロダクション・デザイン:キリル・シュヴァーロフ
コスチューム・デザイン:ドロタ・ロケプロ
編集:ダニエリュス・コカナウスキス
サウンド:ウラジミール・ゴロヴニツキー

出演:タマラ・ヤツェンコ、ボリス・カモルジン、トルステン・メルテン、アルセン・ボセンコ、イリーナ・プレスニャエワ、スヴェトラーナ・コレソワ、セルゲイ・コレソフ、セルゲイ・ルスキン、リュドミーラ・スモロジナ

プロデューサー:ハイノ・デッカート
アソシエイト・プロデューサー:ATOMS & VOID(オランダ)
製作:MA.JA.DE. FICTION(ドイツ)、ARTHOUSE TRAFFIC(ウクライナ)、JBA PRODUCTION(フランス)、GRANIET FILM(オランダ)、DIGITAL CUBE(ルーマニア)

©︎MA.JA.DE FICTION / ARTHOUSE TRAFFIC / JBA PRODUCTION / GRANIET FILM / DIGITAL CUBE

2018年/121分/ウクライナ語、ロシア語
製作:ドイツ、ウクライナ、フランス、オランダ、ルーマニア
日本語字幕:守屋愛
配給:サニーフィルム

公式サイト:https://www.sunny-film.com/donbass

 

©️Atoms & Void
Sergei Loznitsa セルゲイ・ロズニツァ

1964年ベラルーシで生まれ、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で育つ。1987年にウクライナ国立工科大学を卒業し数学士の資格を取得する。その後、1987年から1991年まで国立サイバネティックス研究所で科学者として人工知能の研究をしていたが、1991年のソ連崩壊の年にモスクワの全ロシア映画大学に入学する。1996年よりソクーロフの製作で有名なサンクトペテルブルク・ドキュメンタリー映画スタジオで映画製作を始め、これまで24作のドキュメンタリーと4作の長編劇映画を発表してきた。長編劇映画では『In The Fog』(2012)が第65回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞し、『ドンバス』(2018)が同《ある視点》部門監督賞に輝く。2021年に発表した『Babi Yar. Context』は第74回カンヌ国際映画祭ドキュメンタリー部門《ルイユ・ドール》審査員特別賞に輝き、『Mr. Landsbergis』は2021年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀作品と最優秀編集賞の2冠に輝く。最新作『The Natural History of Destruction』は2022年カンヌ国際映画祭に選出が決定する。現在、長編劇映画『Babi Yar』もプリプロダクション中。

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