梅津庸一個展「緑色の太陽とレンコン状の月」が、9/10(土)よりタカ・イシイギャラリーにて開催!

シェア
webゲンロン 2022年9月9日 配信
9/10(土)より梅津庸一個展「緑色の太陽とレンコン状の月」が開催されます。会場は六本木のタカ・イシイギャラリーです。

2021年から信楽を拠点として作陶を行なっている梅津さんは、今年7月に現地の複数会場にて「窯業と芸術」を企画、開催しました。
今回の個展では、梅津さんの陶作品を中心に、30点以上の大小様々なドローイングと、大塚オーミ陶業株式会社の協力のもと制作された陶板作品が展示されます。

会期は10/8(土)までです。ぜひ足をお運びください。

 


梅津庸一
「水玉劇場」2022年
セラミック 26.5 x 32 x 23.2 cm

 


梅津庸一
「溶解、振動、目撃者」2019-2022年
紙にインク、アクリル、水彩、油彩 25.7 x 33 cm

 







【アーティストステイトメント】


「人は案外下らぬところで行き悩むものである。いわゆる日本画家は日本画という名に中てられて行き悩んでいる。いわゆる西洋画家は油絵具を背負いこんで行き悩んでいる。」という書き出しから始まる高村光太郎のエッセイ《緑色の太陽》は、僕が近年ずっと抱えていた問題意識と共振するような内容で驚いた。100年以上も前に書かれたこのテキストはたんに芸術論であるばかりか、現在わたしたちが直面しているコロナ禍、そして不安定な世界情勢の中でどう生きるべきかを示唆しているように思う。「人は、そして芸術家は国家に規定されるのか?」という根本的な問いを造形言語のレベルから検討し可視化したい。

梅津庸一




 
【作家プロフィール】
梅津庸一
1982年山形県生まれ。相模原在住。東京造形大学絵画科卒業。
絵画作品、ドローイング作品、自身を題材とした映像作品、セラミック作品、陶板作品と多様なメディアを介して制作を行うほか、自身が主宰する「パープルーム予備校」(2014年~)および「パープルームギャラリー」の運営、美術手帖 特集「絵画の見かた」(2020年12月号)の監修、テキストの執筆など活動領域は多岐にわたる。主な個展に「未遂の花粉」愛知県美術館(愛知、2017年)。「ポリネーター」ワタリウム美術館(東京、2021年)。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー、2015年)。
 

梅津庸一「緑色の太陽とレンコン状の月」
会期|2022年9月10日(土)-10月8日(土) 定休日:日・月・祝祭日
時間|12:00-18:00
場所|タカ・イシイギャラリー(complex665)
(〒106-0032 東京都港区六本木 6-5-24 complex665 3F)
展覧会担当|見目茜
プレス担当|山田果林
URL|https://www.takaishiigallery.com/
    コメントを残すにはログインしてください。