尖端から末端をめぐって
梅津庸一

1982年山形生まれ。美術家、パープルーム主宰。美術、絵画が生起する地点に常に関心を抱く。日本の近代洋画の黎明期の作品を自らに憑依させた自画像、自身のパフォーマンスを記録した映像作品、自宅で20歳前後の生徒5名と共に制作/生活を営む私塾「パープルーム予備校」を主宰、展覧会の企画、ギャラリーの運営、テキストの執筆など活動は多岐にわたる。主な展覧会に『未遂の花粉』(2017年、愛知県美術館)、『恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画』(2017年、ワタリウム美術館)、『パープルタウンでパープリスム』(2018年、パープルーム予備校ほか)、『百年の編み手たち  流動する日本の近現代美術』(2019年、東京都現代美術館)。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー、2015年)。