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【 #ゲンロン友の声】坂上秋成さんの「生理への介入」が印象的だった

<『ゲンロンβ3』読者の声>
 特に坂上秋成さんの「生理への介入」が印象的だった。時間があれば本を読みたくて読書に時間を費やしてしまうその衝動をきれいに説明されていて、何か知識への欲望というような前向きな取り組みというような言葉で説明できない苛立ちを、人間の生理的機能や世界認識という言葉で的確に表現されていて気持ちがよかった。明確な論理で分類しにくいもの、中間的なものへの言及は『存在論的、郵便的』にも、通底するものを感じました。そして文学への向き合う真摯な結びは大変共感を覚えました。

 彼はいっけん軽い男ですが、文学を愛する気持ちは本物です。SF創作講座では一受講生として苦しんでいるので、応援してあげてください。ゲンロンカフェにもまた呼びます。坂上くん、読んでるかい?(笑)(東浩紀)
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1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)、『忘却にあらがう』(朝日新聞出版)ほか多数。

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