ゲンロンサマリーズ(7)『統治・自律・民主主義』要約&レビュー|斎藤哲也

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初出:2012年11月2日刊行『ゲンロンサマリーズ #45』
宮台真司監修、現代位相研究所編『統治・自律・民主主義──パターナリズムの政治社会学』、NTT出版、2012年9月
レビュアー:斎藤哲也
 
 
 
要約
本書のスタンス ● 「パターナリズムからは逃げられない」というのが、本論集のスタンスである。 ● このスタンスには、適切なパターナリズムの必要性を説く立場と、パターナリズムはつねに人々の自由や可能性を奪う危険性があるという二種類の立場がある。

斎藤哲也

1971年生まれ。人文ライター。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。著書に『試験に出る哲学──「センター試験」で西洋思想に入門する』『もっと試験に出る哲学──「入試問題」で東洋思想に入門する』『試験に出る現代思想』(NHK出版新書)、『ちくま現代文記述トレーニング』『読解 評論文キーワード』(筑摩書房)など。編集・構成に『ものがわかるということ』(養老孟司・祥伝社)、『中国哲学史──諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』(中島隆博・中公新書)、『哲学用語図鑑』(田中正人・プレジデント社)、『新記号論』(石田英敬、東浩紀・ゲンロン叢書)ほか多数。2024年4月10日に編著『哲学史入門Ⅰ』(千葉雅也、納富信留、山内志朗、伊藤博明・NHK出版新書)を刊行。
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